目次
はじめに:モニタースピーカーの重要性
DTMにおけるモニタースピーカーの役割
モニタースピーカーは、音楽制作において重要な役割を果たします。
モニターを使うことによって、音を正確に再現して音質や音のバランスを正しく評価することが出来ます。
一般的なスピーカーとは異なり、音をフラット(平坦)に再生することが可能なので各楽器がどのように響いているかを正確に把握できます。
これにより、音楽が様々な再生環境(スマートフォンやカーステレオなど)でも適切に聞こえるように調整ができます。
モニタースピーカーを通して正確な音を聞くことで、細かい音のニュアンスやエフェクトの効果もしっかりと把握でき、楽曲のクオリティが確実に上がります。
初心者にとっても、欠かせないツールとなっているのです。
モニタースピーカーの基本的な種類と特徴
- アクティブモニタースピーカー(Takが使ってるのはこれ!!)
- アクティブモニタースピーカーには内蔵アンプが付いているので、別途アンプを用意する必要がありません。初心者には手軽で便利ですが、アンプ交換ができないので注意が必要です。自分が使っているのはGENELEC のモニタースピーカーです。
- パッシブモニタースピーカー
- パッシブモニタースピーカーは、外部アンプが必要です。自分でアンプを選べるので、カスタマイズが可能ですが、初心者には手間がかかるかもしれません。
- ニアフィールドモニタースピーカー
- ニアフィールドモニタースピーカーは、リスニングポイントから近い距離で音を聞くために設計されています。小さな部屋やホームスタジオに適しています。
- ファー・ミッドフィールドモニタースピーカー
- ファー・ミッドフィールドモニタースピーカーは、リスニングポイントから離れた位置で音を聞くために設計されています。大きな部屋やプロのスタジオに適しています。
選ぶ時のポイント
音質
音質が良く、フラットな周波数特性を持つモニタースピーカーを選ぶことが大切です。
これは実物を聞かないとわからないので、店舗へ足を運んで試聴するのがベストです。
予算と価格帯
予算に合わせたモニタースピーカーを選びましょう。
無理して高いものを買う必要はないので、予算内でもきっと気に入るスピーカーと出会えるはずです。
ルームサイズと出力パワー
部屋の大きさに合わせた出力パワーのモニタースピーカーを選ぶことが大切です。
ホームスタジオの場合は、大きな出力パワーは不要です。
コネクターと接続方法
オーディオインターフェースや機器との接続方法を確認し、適切なコネクターを持つモニタースピーカーを選ぶことが大切です。
モニタースピーカーの設置と調整
スピーカーの配置と向き
スピーカーは、リスニングポイントを中心に、上から見たときに正三角形になるように配置すると正確な音が聞こえます。
適切な高さと距離の確保
スピーカーは、パソコンの前に座った時の耳の高さに設置し、リスニングポイントから適切な距離を確保することが大切です。
部屋の音響環境改善
部屋の音響環境を改善することで、より正確な音が聞けます。
騒音を減らすために、防音材や吸音材を設置しましょう。
Reference Sonarworks
Reference Sonarworksとは、スピーカー、ヘッドフォン、ルームの周波数応答を補正する道具で、音楽制作において正確なモニタリング環境を提供するソフトウェアです。
それぞれの部屋にはその空間特性の音の反響の仕方があります。
このソフトを使うことで、部屋の反響データを取り込みその空間に配慮した音をスピーカーから出すことが出来ます。
例えば、今の部屋が100hzの低音が他の音より響いてしまう場合、このソフトを使えばピッタリと100hzの低音を抑えてくれることでよりフラットな音を聞くことが出来ます。
ポイント
言葉で説明するのはかなり複雑になってしまいますが、Youtubeにたくさんの動画が上がっているので、是非一度見て参考にしてもらえたら嬉しいです!