はじめに:アンプシミュレーターの利点と活用方法
ギターのアンプシミュレーターとは、コンピューターやDAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)上で動作するソフトウェアやプラグインの一種です。
昔はエレキギターのレコーディングとなるとアンプに繋げて、そこにマイクを当てて音を拾っていました。
しかし今は、ギターを直接パソコンに繋げてソフト上のアンプやエフェクターを使って音作りができるんです。
実際のギターアンプを持っていなくても、アンプのサウンドをシミュレート(再現)することができます。
アンプシミュレーターは、様々なメーカーから多種多様な製品がリリースされており、有料・無料のものが存在します。
自宅スタジオでレコーディングするギタリストには欠かせないツールの一つです。
おすすめアンプシミュレーター10選
Native Instruments – Guitar Rig 6 Pro
私が使っているのはこのプラグイン!!
ブルースギターから、ヘビメタで使う超歪んだ音まで色々と出せます。
どんなジャンルの曲を作っていても、ピッタリ合う音が見つかるので困ったことはありません。
Native Instruments社が開発した、このアンプシミュレーター・エフェクトプラグイン。
多数のアンプモデル、キャビネット、エフェクトが搭載され、独自のサウンドを作成できます。
プロフェッショナルな音質と柔軟なカスタマイズが魅力です。
Line 6 – Helix Native
Line 6が開発したギタープロセッサーのソフトウェア版であり、WindowsとMac OS Xで利用可能です。
Helix Nativeには、Helixフロア・プロセッサーと同じアンプ・モデリング、キャビネット・モデリング、エフェクトを使用することができます。
また
Helix NativeはDAW(デジタルオーディオワークステーション)にプラグインとして組み込まれるため、DAW上で直接ミックスすることができます。
プロの音楽プロデューサーやエンジニアだけでなく、ホームスタジオで作業するアマチュアのミュージシャンにも非常に使いやすく、人気が高いソフトウェアの一つです。
Positive Grid – BIAS FX 2
Positive Grid – BIAS FX 2は、ギターやベースの音作りに特化したソフトウェアエフェクターです。
ポイント
プリセットに加え、エフェクターの組み合わせが自由にカスタマイズ可能であり、本物のアンプやエフェクトペダルを使用した時と同じようなサウンドを実現することができます。
また、オーディオインターフェイスとの連携が容易で、録音作業にも最適です。
他のDAWソフトウェアとの親和性も高く、VST、AU、AAXといった各種フォーマットに対応しています。
ビギナーからプロミュージシャンまで、幅広いユーザーに向けたソフトウェアエフェクターとして、高い評価を得ています。
Overloud – TH-U
Overloud – TH-Uは、ギターアンプシミュレーションプラグインであり、実際のアンプと同じサウンドをデジタル上で再現することができます。
TH-Uには、エフェクト、キャビネット、マイク、プリアンプ、パワーアンプのモジュールが含まれており、様々なギターサウンドを作成することができます。
ライブパフォーマンスに適した機能も多く備わっており、スイッチングやワウ、ボリュームなどのコントロールが可能です。
オーディオエディターも内蔵しており、音の微調整やレコーディングが簡単に行えます。
Scuffham Amps – S-Gear
アンプシミュレーターとエフェクトを統合したソフトウェアで、高品質なアンプシミュレーションと豊富なエフェクトを提供しています。
S-Gearは、細かいノブ操作によって実際のアンプと同じように、繊細にサウンドを調整できることが特徴で、リアルなプレイアビリティを実現しています。
また、オンボードのIRローダーを備えており、IRライブラリーから自分のキャビネットシミュレーションを選ぶことができます。高い操作性と自然なサウンドが魅力的なアンプシミュレーターの一つです。
Mercuriall Audio – Spark
実際のアンプのサウンドを再現するためのハイエンドなギターアンプシミュレーターです。
チェックポイント
Sparkは、複数のアンプ、キャビネット、エフェクトを搭載しており、リアルなアンプのサウンドを手軽に再現できます。
また、アンプの内部構造や真空管の種類、回路など、細部にわたる設定が可能で、音のカスタマイズにも対応しています。
オーディオの録音からミキシングまで、豊富な機能が搭載されており、高品質のギターサウンドを実現することができます。
Audiority – L12X Solid State Amplifier
70年代に生まれたイギリスのアンプのサウンドを再現したギターアンプシミュレーターです。
特徴的なパンチのあるクランチトーンや、クリーンサウンドも素晴らしいクオリティで再現されています。また、エフェクトシステムも備えており、高品質のリバーブやディレイなどが豊富に用意されています。
多彩なコントロールとエフェクトの柔軟性によって、さまざまな音楽ジャンルに対応可能なアンプシミュレーターとして人気があります。
Kuassa – Amplifikation Vermilion
フェンダー・ヴィンテージアンプをエミュレートしたアンプシミュレータープラグインです。
VST、AU、AAXの各フォーマットに対応しており、さまざまなDAWで使用可能です。
3つのチャンネルと3つのエフェクトセクション、マルチバンドEQ、2つのキャビネットシミュレーター、オーバードライブ/ディストーション、およびゲート機能を備えています。
ライブ演奏での利用を前提として、クイックプリセットスイッチとステータスLEDが搭載されています。
Ableton Live などを通して、ライブステージでも使えます。
まとめ
Guitar Rig Pro を持っていたら間違いないと思いますが、色々と試してみてときめいたシミュレーターを購入しましょう。